予想外の出費!そんなピンチを助ける「緊急予備資金」の目安とは?
「予想外の出費」は誰しも痛いもの。ですが、生活していく以上全くないとは限りません。
どんな場合に予想外の出費が考えられるのか?そんな時心のゆとりを持つには、どのくらいの蓄えがあったらいいのか?
何もない今のうちから考えておきませんか?
今回のコラムは、そんな「緊急予備資金の目安」についてお伝えしていきます。
予想外の出費はこんな場面で起こる!
生活していく上で「予想外だった・・・」と感じる出費とは何でしょうか?
まずは考えられるケースを見ていきましょう。
人付き合いに関する予想外の出費
冠婚葬祭にまつわる出費は、最も出くわしやすい予想外の出費です。
お相手の方との関係性によって、用意する慶弔費は数千円~数万円まで金額に開きがあります。
健康に関する予想外の出費
●インプラント治療など健康保険適用外の治療費
など
人生100年時代になった今では、健康に関する予想外の出費も大いに考えられます。
特に入院が長期になったり、介護状態になってお勤めできなくなった場合。収入をどうやって補てんするか?は健康なうちから検討しておく必要があります。
仕事に関する予想外の出費
あまり想像したくない話ですが、お勤め先の倒産や突然の解雇など、仕事に関する予想外の出費も可能性としてはあります。
もちろん雇用保険に加入していれば、基本手当(失業手当)を受け取ることができます。
しかしその日数は限られている(90日~360日:これまでの就業状態によって変わります)ため、日数を超えても失業状態が続く場合は蓄えを切り崩していくことになります。
生活に関する予想外の出費
新調するとなると高価になることが多い家具や家電。これらもモノである以上、突然故障したり、寿命を迎えて使えなくなったりすることがあります。
買い換えには数万円~数十万円が必要となり、痛い出費の代名詞のような存在です。
住まいに関する予想外の出費
決してあってほしくはないですが、火災や地震、水害などによる住宅被害の可能性もゼロではありません。
火災保険や地震保険は、建物の損害の度合いによって補償金額が変わります。
つまり、補償金額によっては、家の建て直しのために追加で自己資金を必要とする場合もあるということです。
こうして見ていくと、予想外の出費のシーンは暮らしのいたるところにあると感じられたかと思います。
では、このような「予想外の出費」に備えるには、一体何をすればいいのでしょうか?
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暮らしを下支えする「緊急予備資金」の目安
「緊急予備資金」という考え方があります。
これは、万が一予想外の出費があった場合のみ使う、言わば「ゆとり資金」のようなものです。
これがあるか否か?で、いざというときの安心感が異なります。ですので、何もないうちから少しずつ、ストックしておくことをおすすめします。
緊急予備資金の目安は、生活費の3~6ヶ月分です。
もっと準備できる場合は備えておいて損はありませんが、ひとまず目指したいのはこのくらいの金額となります。
簡単に引き出すことができないような方法で、ストックしておくのがコツです。
予想外の出費は、小さなものから大きなものまで様々です。
医療保険や所得補償保険など、特定のリスクに対しては保険でも備えることができます。しかし、ある程度のゆとり資金があるともっと安心です。
このコラムでお伝えした緊急予備資金の目安を参考に、万が一のときの備えをご自身でも作ってみてください。
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